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症例を投稿した鍼灸院:鍼灸院志(こころ)

練習の行い過ぎからの寝違え。

練習の行い過ぎからの寝違え。

症状

受診の4日ぐらい前、朝起きたら首が痛くなっていた。
右に傾けると左が痛くて、ほとんど傾けることができない。
高校の陸上部に所属し、最近は「投てき種目」をおもに練習してるが、首が痛いため練習にならない。
走ったり、跳んだりしても、首が痛いので良い動きができない。
ほっておけば少しずつ治るかと思っていたが、なかなか良くならないので受診することにした。

  • 来院者

    女性

    10 代

  • 期間

    2019年5月

  • 頻度

    1回通院

  • 通院回数

    1回

施術と経過

改めて首の動きを確認すると、問診で言われていた方向だけではなく、他の方向に動かしても痛みや嫌な感じがあることが分かりました。
特にひどいのが、問診で言われていた方向と左斜め後ろに傾けたときでした。
そのため、この2方向の改善を狙って施術を行いました。
触診すると、痛みのでる方向と関連する左頸部に強いコリがあったため、それと連動する背中のツボに刺鍼しました。
刺鍼後、首の動きを確認すると施術前と比べて7割ぐらい改善したということだったので、ここで1回目の施術を終了しました。
さらに3日後には、動きだけでなく痛みもほぼ無くなったという事だったので、そのまま治療は終了しました。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

この症例では、投てき種目の練習により肩から背中にかけて負荷がかかり、その影響により寝違えが発生したと考えられます。
触診すると、首のコリと関係のある背中のツボに反応があったため、そのツボに刺鍼を行いました。
刺鍼直後に首のコリは柔らかくなり動きもかなり改善されました。
動きが良くなれば炎症などの痛みも早く引くため、施術を終了して少し時間を置くことにしました。
その後、狙い通り痛みも改善されました。

また、首に痛みとコリがあったため、普通なら首のコリに直接刺鍼してしまうところですが、痛みが発生している部位に直接刺鍼することは、痛みを強めてしまう危険性があるため気を付けなければならない。
特に、寝違えのように炎症も関わっているような症状では気を付けないといけないため、そういう意味でも遠隔(背中)からの調整はとても有効でした。

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