お腹の張りを伴う胃酸の逆流症状
症状
半年前から毎日胃酸が逆流してお腹が張り、吐き気が収まらない。
2ヶ月間放っていたが治らないので病院で胃カメラを飲んだ結果、「逆流性食道炎」と診断を受ける。
4ヶ月間、処方された胃薬を飲み続けているものの、改善の兆しがみられない。
当院患者でもある彼女さんの症状が、楽になったことを聞いて来院。
-
来院者
男性
24 歳
-
期間
2018年11月 ~ 2018年12月
-
頻度
週1回程度
-
通院回数
6回
施術と経過
首のコリも強く、ストレスの影響が体に出やすい傾向があるので、お腹の緊張と共に緩和させておくべきポイントと考えた。
お腹は極度の緊張によって、少し触れるだけでこそばゆい。手足のツボを使って、顕著なお腹の緊張を緩和。
首の可動域も極端に狭くなっていたので、段階を経ながら、足、お尻、手のツボを使って動きを緩和させていき仕上げた。
2診目、変化なしとのことだったが、お腹が触れやすくなっている。
うなじの緊張緩和に、仙骨のツボを使う。
3診目、足のむずむず感が緩和している。
4診目、胃酸逆流の頻度が減っているのを実感。体がだるい感じもマシ。
5診目、胃薬を飲む機会が激減し、調子が良い。体のダルさは消失。
6診目、症状が安定したので、施術間隔を空けて、引き続き経過観察予定である。
使用したツボ
まとめ
手の緊張癖からくるうなじの緊張、姿勢を良くしようと無理を続けたことによる背中の緊張、デスクワークによるお尻の緊張が逆流性食道炎の原因となっていた。
2診目、ご本人の体感覚は変化を感じられなかったものの、明らかに表情が柔和になっていた。
症状で苦しんでいる方は、ご自分の変化に気付けないことが多い。裏を返せばご自分の変化に気付けないからこそ、良くなっていかないとも言える。
良くなっている、変わっているところを、認識してもらいやすいように働きかけることも、施術者の役割だと考える。
担当スタッフ
紅露 啓太郎