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症例を書いた鍼灸院:ゐろは鍼漢院

産後の腱鞘炎

産後の腱鞘炎

  • 患者

    女性

    30 代

  • 来院

    2017年4月 ~ -2017年5月

  • 頻度

    週1回程度

  • 通院回数

    4回

症状

【症状】母指と示指の痛み 腫れを伴う。

【病歴】出産後、授乳を繰り返すうちに、徐々に左母指と示指。母指の付け根に痛みと動かしにくさを感じるようになる。左手ほどではないが、右手の同じ場所も少し痛む。
【来院経緯】以前、当院で不妊治療を受けていた患者さん。妊娠中の腰痛など痛み対して鍼灸の効果を実感していたので、腱鞘炎にも有効だと考え来院。
左右とも、少し熱を持ち、腫れている様子。
母指対立運動、曲げ伸ばしの動作に痛みをともなうなどの運動制限が観察される。
上部胸椎、下部頸椎脊際に硬結あり。

施術と経過

【初診~2診】

母指と示指の動きに対応する、背中のツボの反応を確認し、鍼を行う。

治療した翌日、動きが若干よい気がする。

【3診 】
痛みの場所が、中指のラインから、母指のライン(親指側)に移動したので、同じく肩甲骨外側にある硬結に刺針。治療の翌日、動きによる痛みが半減。帰宅後から翌々日にかけて腫れも徐々に引く。

【4診】
腫れも引き、痛みも大分軽くなったということなので、3診と同じ治療を行う。

4回の治療で痛みは完全に消失したわけではないが、日常生活には差し支えない。なかなか、来院の時間が取れないということなので、慢性化、重傷化予防の目的でその後20日に1回のペースで治療を継続。

使用したツボ

まとめ

腱鞘炎と聞くと一般的に、料理人や大工など職人の方がなりやすいといわれているが、産後に腱鞘炎になるケースは非常に多い。

また、育児を優先させてしまうため、症状を放置し、慢性化させてしまう傾向にある。

授乳動作により手に負荷がかかることが続くかぎり、鍼灸治療を1,2回受けたからといって、その後、完全に症状が消失するわけではないが、一番、手に負荷がかかる時期に鍼灸治療を並行して受けることで、重傷化の予防が期待できる。

離乳食に移行してからの回復も、その間治療を受けずようやく、開始した人と比べて、回復が断然早いように感じる。

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