顔を下に向けるとグラグラする
症状
1か月前、子供と一緒に鉄棒で逆上がりの練習をしていた。その翌日、ベットから起き上がる際にめまいが出現。また、顔を下に向けようとするとグラグラする感覚が強くなる。
内科を受診するが原因がわからず、内服薬を処方され様子を見るよう言われる。しかし、1週間経っても治まらず、追加で漢方薬を処方される。日が経つにつれ少しずつ症状は緩和しているものの、動作がゆっくりでないとめまいを起こす状態。当院に通院歴のあるご家族の紹介で来院された。
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来院者
女性
50 代
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期間
2018年5月 ~ 2018年6月
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頻度
週2~3回
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通院回数
8回
施術と経過
めまいが起きた動作から、頚部の緊張を疑った。触診すると胸鎖乳突筋の緊張がみられたので、手と足のツボに鍼をして筋緊張を緩めた。
2診目、顔を下に向けてもめまいを感じることが少なくなった。起き上がるときのめまい感は残っている。肘のツボを追加する。
4診目で生活でめまいを感じることは無くなり、普段通り動いても不安がない。横になってすぐ寝返りを打つとめまいが起きることがあるとのこと。
6診目でその感覚も治まり、8回の施術で終了した。
使用したツボ
まとめ
鉄棒で逆上がりをした際の頚部や四肢への負担がめまいの要因になった。特に胸鎖乳突筋の過剰な緊張は、めまいを引き起こしやすい。めまいが発症された現状を把握することは症状を改善させるヒントになる。