ぎっくり腰一歩手前の右腰の痛み
症状
1週間前に親を連れて4泊5日の旅行をしてきた。旅行中は車での移動が多くその時から腰に違和感を感じていたが動けるのであまり気にはしていなかった。昨日、3時間ほどかけて運転し帰宅すると腰は違和感から痛みに変わっていた。かがんだりするのは気をつけて動かないとギクッといってしまいそうなので、以前治療で通っていた当院に慌てて来院した。
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来院者
女性
60 代
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期間
2018年10月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
痛みの場所を確認すると右腰全体に広がっていた。どの動きで痛くなるか確認すると前屈、後屈、右側屈、座って右脚を上げてもらった時に痛くなるとのこと。まず触診で硬かったところの緊張を取るため関連している手の甲のツボ、お尻のツボに鍼をして反応をみ流と、痛みを感じる範囲が狭くなった。
動きを確認すると全体的に軽くなったが座って脚をあげる動作はあまり変化がなかった。股関節の問題と捉え、足の甲のツボに鍼をしたところ脚をあげる動作での痛みはなくなった。
最後に前屈時の痛みが残っており、モモ裏の緊張を疑った。左右の緊張を確認すると左に比べて右の緊張が強く出ていたのでそこに鍼をして動きを確認してみると痛みは気にならないぐらいになった。
来た時と比べると10→1まで下がったので治療を終了した。
来院時に靴を脱ぐのが大変そうだったが、帰りは楽々と靴を履いていたのが印象的だった。
使用したツボ
まとめ
長時間の車の運転は股関節周りやずっと圧迫されているモモの裏に負担をかける。今回の症例は腰そのものの問題よりは股関節や腿の緊張や動きが原因で腰に痛みがでる一例になった。痛いところにフォーカスしてしまいがちだが問診でしっかりと痛みがでるまでのストーリーを把握することが大事になる。