NEW仕事の疲労の蓄積で体がだるい
症状
2週間ほど前から連勤が続き、自身のメンテナンスができない状況が続いた結果、疲労が蓄積し全身の強い疲労感とだるさが出現した。特定の部位に限局した症状ではなく、全身的な倦怠感が主訴であった。安静時には身体の張り感が際立ち、動作時に特定の部位が痛むということはなかった。この全身の疲労感により日常生活を送ることが困難な状態となっていた。医療機関での診察や治療は受けておらず、症状に関連する他の体調不良も特に認められなかった。
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来院者
女性
50 代
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期間
2025年11月
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頻度
週1回程度
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通院回数
2回
施術と経過
初診時の触診では、首や肩、背中、腰など全身のあらゆる部位に圧痛や緊張が認められ、特に首肩部の緊張が顕著であった。全身の緊張の関連性を触診で確認しながら、適切なツボに鍼をした。初回施術後、全身の緊張が緩和され、身体の軽さを実感してもらうことができた。2回目の施術では、初回の反応を踏まえてより的を絞った施術が可能となり、全身の疲労感はさらに軽減した。2回の施術で症状の緩和が得られ、その後特に症状の再燃や報告はなかった。
使用したツボ
まとめ
本症例は、連勤による疲労の蓄積が原因で全身の疲労感とだるさが出現したものである。初診時には全身に緊張が認められ、特に首肩部の緊張が顕著であった。全身の緊張の関連性を考慮しながら適切なツボに鍼をすることで、初回から身体の軽さを実感してもらうことができた。2回目の施術では初回の反応を基により的確な施術が可能となり、2回の施術で症状の緩和が得られた。疲労の蓄積による全身症状に対して、全身の緊張バランスを整える施術が有効であったと考えられる。























