コロナ後から起こっためまい
症状
コロナ発症から回復後にめまいが始まった。目を開けていられず、何かに捕まっていないと怖いという症状が特徴的であった。寝起きや振り向きなどの動作で症状が増悪し、突然起こるため不安感が強く、家事などの日常生活に支障をきたしていた。以前から右の耳鳴りがあったが、今回のめまいとの因果関係は不明である。初診時の動作確認では、寝転ぶ際や寝返り、臥位から座った際にもめまいが著明に認められた。
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来院者
女性
70 代
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期間
2025年10月 ~ 2025年11月
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頻度
週1回程度
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通院回数
8回
施術と経過
初回は腕と下腿部のツボに鍼、腰部に灸を施した。翌日にはかなり改善したが、翌々日からは再びめまいが出現した。2回目以降も同様の施術を継続したところ、施術を重ねるごとにめまいが起きない日が増えてきた。8回目の施術時には、寝転ぶ際と右向きの寝返りでのみめまいが出現する状態であった。そこで手のツボに鍼を加えると一時的にめまい症状が大きくなったが、当日中にめまいが消失。2週間を経過しても「あれ以降めまいは全く出ていない」とのことで施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
コロナ回復後に発症しためまいの症例である。腕、下腿部のツボへの鍼と腰部への灸を基本とした施術を継続し、症状が限定的になった段階で手のツボへの鍼を追加した。施術を重ねるごとにめまいが起きない日が増え、8回の施術により、めまいが完全に消失するまでに至った。コロナ後遺症としてのめまいに対し、継続的な鍼灸施術が有効であることが示唆された症例である。












