NEW股関節のつまりからくる腰痛
症状
症例者は約1ヶ月前から腰の鈍い痛みを訴えて来院した。特にきっかけはなく、仕事中に徐々に痛みが強くなってきたという。痛みは腰方形筋のあたりから臀部にかけてやや広い範囲に及んでおり、同じ姿勢を続けると痛みが出現する特徴があった。症例者は立ち仕事が多く、痛みが出ると業務に支障をきたすほか、痛みが強い日には車の運転中にも痛みが生じることがあり、日常生活にも影響を及ぼしていた。医療機関での診察は受けていないが、大学生の頃から腰痛があり、当時に股関節を痛めたことが今回の症状の原因かもしれないと本人は考えていた。
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来院者
女性
40 代
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期間
2025年7月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診では、臀部と腰方形筋の緊張が強く、股関節の可動域制限も認められた。股関節の調整を目的として、足のツボ2箇所に鍼をし、股関節の詰まりを取ることを狙った施術を行った。施術後、自動運動で動きを確認したところ、施術前よりも動きが滑らかになり、症例者自身も軽くなった自覚があった。1回の施術で終了となり、1ヶ月後にメンテナンスで来院された際には、初回来院時のような痛みは消失し、日常生活も快適になったとの報告を得た。
使用したツボ
まとめ
触診により臀部と腰方形筋の緊張、股関節の可動域制限が確認されたため、股関節の調整を目的とした足のツボへの施術を行った。1回の施術で動きの改善と症状の軽減が得られ、1ヶ月後の来院時には痛みの消失と日常生活の快適性向上が確認された。過去の股関節の故障が腰痛の一因となっていた可能性が考えられ、股関節へのアプローチが有効であったと考えられる。











