NEW左肩の動作時痛と夜間痛が改善した症例
症状

80代男性。左肩の痛みを主訴に来院。
特に「寝ているとき」や「肩を動かしたとき」に痛みが強くなり、仰向けや左を下にした寝姿勢での睡眠が困難な状態だった。
肩の可動域は外転90°までで制限があり、動作時にも痛みを訴えていた。
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来院者
男性
80 代
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期間
2025年6月 ~ 2025年7月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
初回:
肩関節の動作制限と睡眠時痛の訴えから、局所ではなく関連部位(背部・臀部)を中心に調整を実施。
施術後、動きの軽さを感じられたとのこと。今後週1回ペースでの施術を提案。
2回目:
日常動作や寝返り時の痛みが継続していたが、前回より軽減傾向あり。前回同様の部位+肩後方へのアプローチを追加。
施術後に「軽くなった」との実感あり。引き続きセルフケアも指導。
3回目:
「眠れるようになってきた」との報告あり。仰向け時の痛みも軽減。
可動域は改善傾向にあり、肩周囲の緊張もやや和らいでいた。安定を図る調整を継続。
4回目:
「肩の夜の痛みはほぼなくなった」とのこと。肩関節の可動域はさらに改善。
施術後は「よく眠れるようになった」と語られた。生活の質も向上した様子。
使用したツボ
症状スコア
まとめ
睡眠時の肩の痛みは、特に高齢の方にとって日常生活への影響が大きく、疲労やストレスの蓄積にもつながります。
今回の症例では、肩関節単体ではなく、肩甲骨や背部の緊張を解いて全体の循環を整えることで、症状の改善につながりました。
身体の一部の不調も、全体のバランスを見ながら整えていくことで、より自然な回復が期待できます。
担当スタッフ
山岡 凌