顔の動きが不自由で日常生活に困難を感じた顔面神経麻痺
症状
顔面神経麻痺の疑いにより、うがいで水が漏れるシャンプー時に目に水が入るなど不便を感じる状態であった。慢性鼻炎の既往があり、くいしばりの自覚もみられた。首や胸椎1番の高さにかけて著明な緊張が認められた。
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来院者
男性
30 代
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期間
2024年12月 ~ 2025年1月
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頻度
週2~3回
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通院回数
11回~15回
施術と経過
初回施術では、ふくらはぎのツボ、手のツボ、頭部のツボに対して鍼施術を実施した。初回施術後は顕著な変化は見られなかったものの、同様の施術方針を継続して行った。施術を重ねるにつれて徐々に症状は改善し、日常生活での顔の動きに困ることはなくなった。施術期間中、症状の再燃や新たな症状の出現は認められなかった。
使用したツボ
まとめ
顔面神経麻痺の疑いに対して、首肩周辺部の緊張緩和と末梢循環の改善を目的とした施術を行った。頭部、手部、下肢への継続的な鍼施術により、症状は段階的に改善した。本症例では、全身的なアプローチと継続的な施術が症状改善に寄与したと考えられる。






