NEW座位で悪化する腰背部の痛みと制限
症状

2週間前の帰省による就寝環境の変化と、スマートフォン使用増加による姿勢の悪化を背景に、1週間前から左腰背部にズキズキとした痛みが出現した。特に屈む動作時に痛みが強く、座位での休息時にも痛みを感じ、リラックスできない状態であった。胸腰椎移行部や仙腸関節に緊張がみられ、前屈動作に制限が生じていた。医療機関での受診歴はなく、腰背部痛以外の症状は認められなかった。
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来院者
女性
10 代
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期間
2025年8月 ~ 2025年8月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時、座位での前屈動作に制限がみられた。肘のツボへの鍼施術を行ったところ、動きの制限が大幅に改善された。さらに、効果を高めるため脛のツボにも鍼を行った。施術後は、これまで抱えていた動作制限が消失し、症例者の満足度も高かった。
使用したツボ
まとめ
本症例は、環境変化と不適切な姿勢による腰背部痛を呈した事例である。肘のツボへの鍼施術が著効を示し、動作制限の即時的な改善が得られた。脛のツボへの追加施術により、その効果を増強することができた。生活環境の変化や姿勢の悪化が症状の誘因となっていたことから、今後は日常生活における姿勢管理の重要性が示唆された。
担当スタッフ
洲崎 和広