NEW運転中に発症した腰臀部痛と座位困難
症状

運転中に発症した右腰臀部の痛みを主訴に来院した。発症から4日が経過しており、静止時には重だるさ、動作時には痛みを感じていた。特に座位での症状が顕著で、座っていると数分で痛みが出現し、低いソファーや沈み込む椅子には座ることができない状態であった。また、深く腰をかけることも困難であった。
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来院者
男性
60 代
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期間
2025年7月 ~ 2025年7月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の所見では、胸腰椎移行部に強い緊張が認められ、胸椎の屈曲時に痛みを伴っていた。運転姿勢との関連性を考慮し、脛のツボに対して鍼施術を行った。施術直後から座位時の重だるさが消失し、胸椎屈曲時の痛みも改善が見られた。その後、症状の再発に関する報告はない。
使用したツボ
まとめ
運転姿勢による胸腰椎移行部への負担が症状の原因として考えられた症例である。脛のツボへの鍼施術により、座位時の重だるさと胸椎屈曲時の痛みが改善した。運転という日常動作と症状の関連性に着目し、遠隔部位への施術を選択したことが、効果的な結果につながったと考えられる。
担当スタッフ
洲崎 和広