右膝全体の痛みと不安定感
症状
3ヶ月前、バドミントンの試合中に右膝を痛める。翌日、あまりにも膝の痛みが強く救急外来を受診。レントゲン検査では異常はみられず、「膝に水が溜まっている」と言われた。
後日、整形外科を受診してMRI検査にて「内側・外側半月板の損傷」と診断される。手術しても激しい運動はできないかもしれないと言われ、リハビリだけで様子をみていた。
2ヶ月経っても日常生活での痛みが変わらないため、鍼灸を受けてみることにした。
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来院者
男性
50 代
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期間
2018年3月 ~ 2018年5月
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頻度
週2~3回
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通院回数
6回
施術と経過
来院時、膝全体の痛みと不安定感があり、動くのに怖さがあるため膝を安定させる目的で臀部と背部に鍼をした。その場で動きを確認してもらうと、膝内側に痛みは気にならなくなる。
2回目、前回後から歩行が楽になり自転車に乗っても楽にこげる状態。階段を降りる時・しゃがみこむ時に膝外側が痛むため大腿後面に鍼をすると、しゃがみ動作が楽になる。
同様の施術を続け6回目時点で、日常生活での痛みはほぼ気にならなくなる。バドミントンの練習を再開できるまでに改善。
使用したツボ
まとめ
本人は膝を痛める2ヶ月程前から違和感を感じており、膝に負荷をかけている直接の原因は他にあると考えた。背部、臀部、大腿部の筋緊張を取ることで、膝にかかっていた負荷が取れ、自然な動きを取り戻していった。
「半月板損傷」と診断された膝痛であったが、1ヶ月でバドミントンを再開できるまでに改善した。