NEW親知らず抜歯後の口周り、唇、歯茎のしびれ
症状
口の周りに感覚異常が生じており、主に左側の口周り、唇、歯茎にしびれを感じている。症状は親知らずの抜歯後すぐに始まり、常に存在しているが、強さに多少の変動がある。特に歯磨きの際には歯茎の異常感が強く、日常生活では右側で咀嚼することが多く、右側の顎関節にガクガクする感覚が生じている。症状は常に気になり、しゃべりづらさも伴っている。抜歯を行った口腔外科の医師からは「慣れます」との説明があったが、治療は行われていない。
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来院者
女性
50 代
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期間
2024年11月 ~ 2025年1月
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頻度
週2~3回
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通院回数
10回
施術と経過
初診時の触診では外見上の大きな所見は見られなかった。施術では頚と手のツボを使用し、初回施術後にはしゃべりやすさが改善され、翌日にはしびれが軽減した。2日後にはさらに変化が見られ、施術を重ねるごとにしびれが軽減し、口の周りの感覚が徐々に戻っていった。最終的には狭い範囲でチクチクするような違和感に変わり、10回の施術でほぼ完治した。2回目以降の施術ではスネのツボを加え、基本的に同じ方針で行った。
使用したツボ
まとめ
施術を通じて、口の周りの感覚異常が改善され、日常生活への影響が軽減された。特に、初回施術後のしゃべりやすさの向上や、しびれの軽減が顕著であった。施術を重ねることで、症状は徐々に改善し、最終的にはほぼ完治に至った。この症例からは、口周りの感覚異常に対する鍼灸施術の有効性が示唆される。