NEW筋トレ時に痛みが伴う腕の重だるさ
症状

上腕のだるさを主訴として来院。日常生活には大きな支障はないものの、筋トレ時の痛みと常時のだるさが気になる状態であった。付随する症状として肩こりも認められた。医療機関での受診歴はない。
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来院者
男性
30 代
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期間
2024年3月 ~ 2024年3月
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頻度
週1回程度
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通院回数
2回
施術と経過
初診時の所見では、頚椎下部から胸椎上部にかけての凝りが確認された。1回目の施術では、手のツボ、背中のツボ、足のツボに鍼を行い、頚椎から胸椎上部の可動性の改善を図った。初回施術後、だるさは残存するものの症状のピークは過ぎ、軽減が認められた。2回目の施術では、だるさと背中のこりの改善が見られたため、肘の可動性の向上に焦点を当てた鍼施術を実施した。
使用したツボ
まとめ
上腕のだるさと筋トレ時の痛みに対して、頚椎から胸椎上部の可動性改善を主眼とした施術を行った。2回の施術で症状は軽減し、経過中に症状の再燃や新たな症状の出現は認められなかった。頚椎・胸椎周辺部の機能改善が上肢の症状緩和に効果的であることが示唆された症例である。