NEW突発性難聴の再発に対する改善例
症状
10年前に突発性難聴を経験。その後、疲労や肩こりが強くなると耳閉感や聴力低下が一時的に現れることを繰り返していた。今回は症状が長引き、耳鼻科での処置でも改善が見られなかったため、鍼灸を希望して来院。
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来院者
女性
40 代
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期間
2023年11月 ~ 2023年11月
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頻度
週2~3回
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通院回数
2回
施術と経過
初回は内耳周辺の血流を促進することを目的に以下のツボを使用。
手のツボ(孔最、手三里)
臀部および下腿のツボ(承山 四隧など)
施術翌日には耳閉感が一時的に解消され、スマホのアラーム音が以前よりはっきり聞こえるようになった。ただし、4日後に再び耳閉感が戻る経過をたどった。
2回目の施術では、初回と同様のアプローチで耳周囲の血流改善に注力。施術後には耳が通る感覚と肩こりの軽減を得られたとの報告があった。
施術後の経過
2回目の施術後から聴力が徐々に回復。耳鼻科での検査でも改善が確認された。肩こりの解消が耳の不調軽減に寄与し、日常生活における不便さが解消された。
使用したツボ
まとめ
肩こりなどの不調が内耳への血流不足を引き起こし、耳閉感や聴力低下に関与していた可能性が考えられる。鍼灸による肩こりの改善が内耳の血流促進につながり、症状回復を後押しした。耳そのものへのアプローチだけでなく、全身の循環改善を目指した施術が効果を上げたケースといえる。