動作時痛で悩む妊婦さん
症状
初産婦さんで34週。妊娠してからそれほど困ったトラブルはなかったが30週を過ぎた頃から恥骨痛と腰痛を強く感じるようになった。
立つとき・歩き始めるときなど動作時に痛みを感じることが多い。重だるく感じていた痛みが最近ではズキズキとした痛みに変わり日常生活に支障をきたす。特に朝方ベッドから降り、足をつくときが一番痛い。それに今まで感じていなかったお腹の張りも気になり始めた。
そこで当院の患者さんである助産師さんが紹介してくれた。
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来院者
女性
20 代
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期間
2018年9月 ~ 2018年9月
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頻度
週1回程度
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通院回数
2回
施術と経過
お腹の硬さや緊張をみると季肋部に硬結をみつけた。ここを圧すると胃部・腰部にも不快感が出ます。
膝の内側に鍼をすると腹部が柔らかくなっているのを確認できた。
ベッドから歩き出してみるとやや恥骨部に痛みが響くようでした。
足の甲に鍼をすると違和感なく歩くことが出来た。
二診目、『だいぶ良い状態で過ごせている。今日はお腹のつっかえる感じを何とかして欲しい』とのことでした。
一回目と同様に施術を行い、経過も良好のため終了しました。
使用したツボ
まとめ
一つのツボで恥骨の痛み、胃部の不快感、腰痛が一気に緩和された症例。身体の連動を考えていくとお腹が動きや内臓との関わりが深いことが理解できます。
身体全体を観察することで最初の一本の鍼だけでも十分変化がありました。
患者さん対して余計な刺激を与えないことが一番良かったと思います。
担当スタッフ
洲崎 和広