昨夜のギックリ腰 庇うように生活していると股関節の痛みも出てきた
症状
昨夜、仕事が終わり下に置いていた鞄をとろうと屈んだ時にグキッと腰痛を覚えた。これまで何度もぎっくり腰を経験しており今までのものより強く感じたため早めに帰り安静に努めた。痛み止めの薬があったことから服用すると夜間痛なく眠ることが出来た。背中を丸めて寝てしまったためか起床時に腰が伸びなかった。立ち上がり時も途中、途中がひっかかるためスムーズに動けない。歩行時には股関節の前側に怠さがあり、歩くと引っかかる。
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来院者
男性
60 代
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期間
2023年3月 ~ 2023年3月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
歩容・座位をみても左重心であったことから逃避性肢位であることを考え、荷重バランスを整えることを目的に肩甲骨内縁・臀部のツボに鍼をした。すると腰部の伸展動作が大幅に改善され股関節の症状が顕著になった。そこで、関わる臀部のツボに鍼をすると解消された。確認すると仙腸関節を中心に怠さが残っているようだったため体幹の捻じれを整えることを目的に臀部・背中のツボに鍼をすると解消された。
使用したツボ
まとめ
右の腰臀部の症状であり、来院時は歩容・座位をみても明らかに左重心であったことから逃避性肢位をとっていた。
そこで荷重バランスに注目ました。症状からも腰部の伸展動作に働きかけ、捻じれにも対応することで解決への糸口を見いだせた症例であります。
担当スタッフ
洲崎 和広