首から右腕にかけて、痛みとシビレ
症状
10年程前から、頚から右肩にかけての痛みとシビレがある。毎年、寒くなると症状が悪化していたが、今年はとくに症状が強く、シビレがきつい。
整形外科でレントゲン検査の結果「頚椎狭窄症」と言われ、薬(タリージェ)を服用中。痛みがひどい時は(ロキソニン)を併用している。
以前まで日中はマシだったが、今は日中も痛くて車の運転時に右腕を上げていられない。夜は痛みでなかなか寝つくことができない。
-
来院者
男性
50 代
-
期間
2020年11月 ~ 2020年12月
-
頻度
週1回程度
-
通院回数
10回
施術と経過
痛みと痺れは頚から肩甲骨内縁と右腕から母指・示指・中指にかけてと確認。痛みで頚を上に向けれない可動域制限があることから、足のツボに鍼をしたところ、痛みが軽減され可動域が広がった。痺れに対して、手のツボに鍼をすると母指の痺れが消失。
2回目、顔を正面に向ける角度で痛みと痺れが出現するということから、手と肘のツボを追加した。
3回目までは症状に波があり、痛みがぶり返したりがあったが4回目以降、足のツボを追加することで症状が良い方に向かい始めた。
10回目時点で、頚の痛みは消失。腕はダル痛さがあるが気にならない程度で痺れも感じないまでに改善された。
使用したツボ
まとめ
頚の角度で症状が強くなることから、頚後屈の可動域を改善させる目的で施術を組み立てた。頚から肩周辺の緊張を緩めるのと同時に、頚の中心も調整することで、症状が安定して改善に向かった。