10年前から悩んでいる、肩と背中にある重さとだるさ
症状
10年くらい前から肩や背中の重さ、だるさに悩まされている。ひどい時には、首から腰の方まで症状が広がる。マッサージなどで全体的な症状は取れるが、肩や肩甲骨の裏の痛みは取りきれない。症状は時間に関係なく、常に感じている。
睡眠時無呼吸症候群で、うまく眠れていない。夜は3時間ほどの睡眠時間のため、昼間に眠くなる。
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来院者
男性
40 代
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期間
2020年5月 ~ 2020年6月
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頻度
週1回程度
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通院回数
6回
施術と経過
上半身全体の張りが強い状態だったため、まずは身体全体の緊張がとれるツボを選んで鍼をした。すると、症状を感じる場所が首と背中に限局したため、今度はそこに対応するツボを選んで鍼をした。
前回の施術後からだいぶ楽になったが、睡眠はうまく取れていない状況が続いているとのことだったため、安定した睡眠が取れるよう背中の緊張を緩めるツボに鍼をした。
その後4回施術を続けたところ、首肩背中の少しの張りはあるものの、最初の症状である重さ、だるさはほとんどない程度まで改善し、睡眠も取れるようになった。残っている少しの張りをなくすため、定期的に来院している。
使用したツボ
まとめ
気になる範囲が広く、主訴部位がはっきりと特定できない場合は、まず全体的な症状を取ることで、症状の核となる部位が分かりやすくなることがある。うまく眠れていないという睡眠の問題も回復を妨げる要因のひとつであると考え、アプローチしたことで症状の改善が図れた。
担当スタッフ
佐藤廉