親指の腱鞘炎による痛み
症状
10日前に右手親指IP関節がギュッと詰まるように曲がりづらいことに気が付いた。物を持ったり握ったりすると痛みが出て力が入らなくて日常生活に支障をきたしていた。もともと仕事や家庭でも手先を多く使うため手全体的に疲労感があったが今回のように関節が動きづらくなるのは初めてであった。数日前から痛みが親指全体になってきており右手が不自由になってきた事から整形外科へ行くと『親指の腱鞘炎』と言われ飲み薬と湿布を処方された。しかし、状況が変わらないため当院へ連絡をいただいた。
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来院者
女性
70 代
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期間
2020年4月 ~ 2020年4月
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頻度
週2~3回
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通院回数
2回
施術と経過
指の動きの問題から背中をみると肩甲骨周りに強い緊張がみられた。そこで肩甲骨の内縁・外側にあるツボを同時に使うと半分ほど動きが取れるようになった。指を動かすと親指の内側に痛みを感じるようだった。そのため、足のツボを使うことで対応した。この時点で7割ほど動きが取れるようになっていた。
2回目、『前回の施術前までズキンッと感じていた痛みも今は無くかなり調子が良い』とのこと。そこで前回のツボに肩甲骨の内縁、頸部のコリに対応するツボをそれぞれ加えた。
すると左右同じように親指を動かせるようになりIP関節を曲げても痛みが無くなっていたため施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
親指には多くのツボがあるように多くの部位が関係し連動して他の指にはない複雑な動きを取ることができます。だからこそどのツボを使うかと言う見極めがポイントになります、多くは肩こりも同時に抱えることが多いので身体と照らし合わせ慎重にツボをとることで成果を得ることが出来ます。
担当スタッフ
洲崎 和広