オーバーワークにより痛めた膝
症状
先月趣味のランニング中に左の膝関節に違和感を覚え、次第に痛みと変化してきた。膝関節の負担を減らすようにメニューなど変えたが痛みが引かないため、先週整形外科に受診した。そこでは『骨には異常が診られません。おそらくオーバーワークでしょう。湿布と痛み止めの薬を出すので様子をみてください。』と言われた。一週間経過し、痛みが変わらず階段昇降など生活にも支障をきたしていることから通院歴のある当院へ連絡をいただいた。
膝関節の可動域に問題なく、しゃがむことはできる。しかし、片足立ちになり膝を曲げるときなど患側に負担が増すと痛みが再現される。
-
来院者
30 代
-
期間
2019年10月 ~ 2019年10月
-
頻度
1回通院
-
通院回数
1回
施術と経過
膝関節、周辺関節を触診したところ臀部と腰部に強い緊張が感じられた。そこで臀部と腰部の緊張が強かった部位に鍼をした。続いて片足時にバランスを保つ筋肉にも緊張がみられため、関連する小指のツボに鍼をした。
筋緊張が軽減していることを確認し、片足動作を再現してみると痛みがなくなった。
左右差なく出来るようになったため施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
『ランニング動作』・『階段昇降』という言葉が本症例のポイントであり、それを片足立ちで膝を曲げる動作で再現できたのが良かったと思われる。施術前と施術後で比べることで患者さんに納得が得られやすい。そして、膝関節は周辺関節の緊張を覆うことで痛みを発することが多いことからも膝関節の負担を減らすようと考えた施術方針も合致し、スムーズにすすめることが出来ました。
担当スタッフ
洲崎 和広