寒くなると起こる頚の痛みと頭痛
症状
毎年、寒くなると右の首から肩にかけて痛みが出始める。12月~2月頃まで毎日、頚と肩が張って、右の側頭部が痛くなる。お風呂で温めると楽になるが、冷えると痛みが出てくる。暖かい時期は症状をあまり感じない。接客業でスーツを着るので頚は外気に触れている状態。
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来院者
女性
30 歳
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期間
2018年11月 ~ 2018年12月
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頻度
週1回程度
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通院回数
10回
施術と経過
右の後頭部から肩甲骨の内側にかけて強い緊張がみられた。首の緊張をゆるめるため、腰に鍼をした。すると後頭部の緊張が緩和され、肩甲骨の内側の緊張が限局的になった。限局的になった緊張を緩めるために、肘と手に鍼をした。2診目では頚の痛みはほとんど気にならないが、冷えると張ってくるとのこと。ふくらはぎと足に鍼をした。すると頚に張っている感じがなくなった。同様の施術を繰り返し、多少寒さを感じても頚の張りが出なくなったため、終了とした。
使用したツボ
まとめ
外気の寒さに触れる事のよって、もともとの筋肉の過緊張を助長させていた。温めることも有効ではあったが、身体の中に緊張の記憶が残っていると完全に戻らない。鍼で緊張を記憶を解くことで痛みが取れた。