途中覚醒を起こす首の違和感
症状
今年に入ってから熟睡できない日が続いていた。枕が悪いのか姿勢が悪いのかなどと考え、健康用品を取り寄せたりして試行錯誤の日々であった。聞いてみると『寝ていると辛くなり、首がビーンと張った感じがする』ために途中覚醒が続いているとのこと。骨の心配をし、近所の整形外科に受診して異常は見られないと言われたが積極的な治療行為は行われなかったため連絡をいただいた。
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来院者
女性
30 代
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期間
2019年6月 ~ 2019年6月
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頻度
週1回程度
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通院回数
3回
施術と経過
なぜ、途中覚醒をしてしまうのかを考え寝返りがきちんとうててないことに気が付いた。覚醒時間も深夜のため、寝返りのタイミングで症状が出ているものと思われた。
そこで身体をチェックすると仙腸関節の捻じれに気が付いた。
そこで対応するツボに鍼をし、動作を確認すると寝返りがスムーズに打てるようになった。また、肩甲骨内縁にみられたコリを手足のツボを使い緩めた。
2回目、『熟睡できるようになった。上を向くと痛かったのに痛みがなくなった』と報告があった。同様の施術をし、首の動きを整えた。
3回目、施術間隔をあけても経過良好のため終了とした。
使用したツボ
まとめ
本症例は仙腸関節の捻じれを整えることで寝返り動作の改善に繋げ、頚部の緊張を和らげたものであります。部分に囚われることなく、どのような時に痛むのかを考えると最短の道を切り開けると実感しました。
担当スタッフ
洲崎 和広