素振りで出現した腰の痛み
症状
ゴルフのスイング練習で素振りを行った際に腰に痛みが出現した。
右打ちのため、身体を左へ捻る動作で腰の左側に痛みを感じる。
腰に痛みを感じるようになってから、歩行時に左太腿の裏側にも痛みが出現するようになった。
痺れ、マヒはなく、身体を左へ捻る動作で最も痛みが出現する。
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来院者
男性
80 代
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期間
2019年4月 ~ 2019年4月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
スイング動作を再現すると、上半身の緊張・硬さが目立ち腰の痛みが出現した。
それを緩めるため手の甲にあるツボへ鍼を行うとスイングが滑らかになり痛みは減った。
次に、フォロースルーの動作に入る際に、太腿から臀部へかけて痛みが出現するため調べた。
すると、腰に筋緊張がみつかり、そこへ鍼をおこなうとフォロースルー動作がスムーズになり臀部と太腿の痛みが消失した。
スイング動作をおこなっても痛みが出現しなくなったため、今回の施術は終了した。
使用したツボ
まとめ
腰の痛みを訴えていたが、実際には両側の臀部に現れていた筋緊張による運動制限を痛みと感じていた。
スイング動作から、上半身の可動域をしっかり観察したことで、腰周りの運動制限が発生していることに気がつき、改善に繋がった症例だった。