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立ち上がるときに発症したギックリ腰

立ち上がるときに発症したギックリ腰

症状

来院二日前、椅子から立ち上がろうとした際、「ゴキッと鳴って」腰が痛くなった。その日は息ができないほどの痛みで一睡もできなかった。整形外科でMRIの検査をしたが異常は見つからなかった。治療として牽引と湿布薬の処方がなされたが効果を感じなかった。2ヶ月前に引っ越しをして、「これまでに感じたことの無い疲れ」を感じが続いている。友人から鍼治療をすすめられ、ネットで当院のことを知り来院された。

  • 来院者

    女性

    70 代

  • 期間

    2017年10月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    2回

施術と経過

椅子から立ち上がる際に、胸椎に無理な力がかかり、【胸椎ー腰ー脚】の連動が崩れたのが腰痛の原因と考えた。連動を整えるため、脚に鍼をすると9割ほど痛みが軽減した。立ち上がるときの痛みはほぼ消失したが、「座っていると腰が痛い感じがする」とのこと。手の甲に鍼をすると、座っていてるときの痛みを感じなくなった。
2診目、腰の調子が良かったのでゴルフに行ったが問題なかったとのこと。「座っているときの腰の違和感がある」とのことなので手の甲に鍼をすると違和感が消失した。
一週間後、「腰痛の再発はない」とのことなので、腰痛の施術は終了とした。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

【胸椎ー腰ー脚】の連動が崩れる典型的なタイプの腰痛。連動の崩れが原因なので、腰部に施術を施しても良い結果になることは少ない。今回は発症二日後に施術ができたため早期の回復につながった。眠れないほどの痛みであっても、痛む部分だけに囚われず、痛みを発生させている原因を見極めることが重要である。

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