食事の時に噛むのがつらい顎の痛み
症状
高校生の時から顎に痛みがあり、口腔外科でヒアルロン酸の注射とマウスピースを処方してもらい少し改善していたが、数か月前から痛みが再発。
最近では、食事の時に柔らかいものを噛んでも顎にズキッとした痛みが走り、口を動かすのが嫌になってきた。
また、寝ている間に歯ぎしりをしている様で、朝起きると顎と左肩に重だるさと痛みを感じる。
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来院者
女性
10 代
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期間
2019年1月 ~ 2019年2月
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頻度
週2~3回
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通院回数
5回
施術と経過
顎周辺を確認すると左耳の前に強い緊張が見られる。緊張を緩和するため胸椎と肩甲骨のツボに鍼をしたところ、口を開けるのがスムーズになった。
状態を安定させるため、手のツボに鍼をした。少し痛みが残っているとのことだったが、動きが安定すると痛みも緩和すると説明し、1診目を終えた。
2診目の時には、痛みも軽減し動きも良かったが、肩こりが気になるとのことで、肩の緊張を緩和するために背中と胸椎のツボに鍼をした。肩の緊張が緩むとともに、いままで以上に口を大きく開けられるようになった。
3・4診目では、強く噛みしめた時に痛みはあるが、全体的に状態がいい。前回同様の施術を行う。5診目、強く噛みしめても痛みがなく、肩もスッキリしているため、施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
顎の症状を改善するには、顎だけではなく全体を診る必要がある。今回の症例では、肩・背中の緊張が顎に大きく関係していたと思われる。