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4年間、常時続く腕と脚の痛みとしびれ

4年間、常時続く腕と脚の痛みとしびれ

症状

脳梗塞後の痺れの症状

右半身、特に腕と足に黙っていても痛みとしびれがある。右目の奥も痛む。天気が悪くなる前に悪化する。4年前に「脳梗塞」を発症。血栓溶解薬により回復したが、それ以来痛みとしびれが続いている。痛みや痺れの場所や強さは4年間変わらない。病院に通院し続けているが改善が見られず、知り合いの紹介で当院へ来院した。

  • 来院者

    女性

    40 代

  • 期間

    2018年8月 ~ 2018年9月

  • 頻度

    週1回程度

  • 通院回数

    4回

施術と経過

しびれが特に強い箇所は右腕の外側と、右脚の外側であった。右腕の痺れに対応する背中のツボに鍼をしたところ、痺れが軽減した。続いて、右脚のしびれに対応する背中のツボに鍼をしたところ、足の痺れが軽減した。2診目に、腕の痺れがぼんやりしてきたので、手への鍼を追加した。3診目で、痛みと痺れがほぼ改善し、目の痛みも感じなくなった。3週間、間隔を空けて様子を見たが、調子がよいとの事なので、治療を終了とした。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

脳梗塞発症以来、4年間悩まされた痛みとしびれの症例。背中と手の緊張が主な原因であった。脳梗塞以来、体が無意識に防御態勢を解けない緊張状態が続き、痛みとしびれに繋がっていた。長期間、病院の治療で改善しないと、脳梗塞の後遺症として諦めてしまう方も少なくない。痛みやしびれの患部や、首の状態だけに注目する一般的なアプローチでは、対応が難しい症例である。視野を広く持ち、体の緊張箇所を丁寧に探って、原因を正確に捉えられたことが早期改善に繋がった。

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