目の奥の重い感じと足の冷えが続いている
症状
昔から目の奥が重く感じる、目のショボショボ感と疲れを感じており、肩首こりもある。特に首が疲れると目の症状が強くなる。
10数年前の更年期の頃から首から上の汗がひどくなり、下半身が冷える。
症状が長いため「これが普通の状態」という感覚もあるが、娘さんが心配しインターネットで探して来院された。
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来院者
女性
60 代
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期間
2018年9月
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頻度
週1回程度
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通院回数
3回
施術と経過
初診 触診をすると肩よりも首の硬さが強く、ご自身も肩よりも首のほうが凝った感覚があるとのことだった。かかと~足先の冷えもあり、身体の熱が上に偏っている状態と考えた。
首のコリの強さが主な原因と考え、首の硬さを緩めるために仙骨にあるツボに鍼をした。他にふくらはぎの血流が良くするための施術をしたところ、足先の冷えが軽くなってきたのがわかった。
2診 前回の施術から数日は冷え感は減っていたが、日が経つにつれて元に戻ってきており目のショボショボ感も続いている。
首のコリもあるが、前回よりは触診で特に緊張している部分がわかるようになっていたため、その部分を和らげるために仙骨、ふくらはぎ、手のツボに鍼をした。
3診 施術前に確認すると首のコリが軽くなっており、目のショボショボ感も減っていた。首よりも肩の方が気になるくらいに変化していた。
足先の冷えも減っており、かかとの冷えが残っている状態だった。前回と同様の施術。施術中に身体がボカボカして来るのがわかり、何度もご自身で確認をしていた。
「本当に変わるものだね」と初めに来院された時からの変化をしっかりと感じていただけて終了した。
使用したツボ
まとめ
目のショボショボ感、疲労感は、のぼせの症状の一つだったと考えられる。
首の硬さが和らぎ、身体の上部に偏っていた熱が下の方にも行きわたることで目の症状とともに足の冷えが軽減した。
初回は全身の緊張が強く全体を和らげる施術となったため、変化が分かりにくかったが、2回目には緊張が少し和らいでいて原因となっていた部分を探すことができよい変化へつながった。