NEW夕方以降に強まる動悸と息苦しさ、焦燥感
症状
40代女性が、1ヶ月前から突然始まった動悸と焦燥感を主訴として来院した。症状は息苦しさを伴い、心臓がバクバクする感覚があり、パニック状態に陥ることがあった。特に夕方以降に症状が出現しやすく、いつ症状が現れるか分からないという不安から常に警戒状態にあり、そのストレスが悪循環を生んでいた。心療内科を受診し投薬治療を受けており、一時的なものと診断されていたが症状は持続していた。また、呼吸の浅さや息苦しさといった呼吸器系の違和感も訴えていた。初診時の触診では、首の緊張が強く、お腹の上部にも顕著な緊張が認められた。
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来院者
女性
40 代
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期間
2025年12月 ~ 2026年2月
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頻度
週1回程度
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通院回数
7回
施術と経過
初回施術では、お腹の反応に合わせて膝周りのツボに施術を行い、首の緊張や症状に対応して背中の反応点にも鍼をした。施術直後から呼吸がしやすくなる感覚が得られ、お腹上部の緊張も緩和した。2回目以降も同様に、首、お腹、背骨周辺の反応を確認しながら施術を継続した。3回の施術後には呼吸の楽さが持続的に感じられるようになり、その後動悸の頻度が減少していった。焦燥感も徐々に改善し、7回の施術で症状は大幅に軽減した。施術期間中、症状の再燃や新たな症状の出現は見られなかった。
使用したツボ
まとめ
本症例は、突然発症した動悸と焦燥感に対して、首や腹部、背部の緊張を緩和する施術を行った事例である。心療内科での投薬治療を受けながらも症状が持続していたが、身体的な緊張、特に首と腹部上部の緊張に着目した施術により、呼吸状態の改善から動悸、焦燥感の軽減へとつながった。3回目の施術で呼吸の改善が持続し始め、その後自律神経症状全体が安定していった経過から、身体の緊張緩和が精神的症状の改善に寄与したと考えられる。7回の施術で症状が大幅に軽減し、日常生活における不安も解消された。
















