NEWストレスで悪化する腹部膨満感と食欲不振、下痢
医師による診断:過敏性腸症候群
症状
20年程前から過敏性腸症候群の疑いがあり、緩解と増悪を繰り返していた。2週間前に症状が増悪し、腹部膨満感と気持ち悪さが出現した。主な症状は腹部膨満感、食欲不振、便秘、下痢、便意切迫感であり、症状の程度は不規則に変動する。特にストレスを感じると症状が強くなる傾向がある。日常的に便意切迫や食欲不振などがあるため、仕事も日常生活も通常通りに送ることができず辛い状態であった。消化器内科で過敏性腸症候群の疑いに対する薬、整腸剤、胃薬などを処方されているが、あまり変化を感じられない状態が続いていた。
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来院者
男性
40 代
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期間
2026年1月 ~ 2026年2月
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頻度
週1回程度
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通院回数
8回
施術と経過
初診時の触診では腹部の硬結を確認し、手足と背部のツボに鍼灸施術を行った。初回施術後2日間は楽になったが、その後から食欲不振、腹部の張り、下痢症状が戻ってきた。2回目以降は腹部の硬結をより細かく確認し、対応するツボに鍼灸を行う方針とした。施術を重ねるごとに、悪化と緩解を繰り返しながらも症状は緩和していった。施術期間中にバリウムを飲んでから症状が悪化したが、その後も施術を継続することで再び緩解に向かった。8回の施術を経て、症状は大幅に改善した。
データ

使用したツボ
まとめ
本症例は20年来の過敏性腸症候群の疑いで、2週間前の増悪により来院した。腹部膨満感、食欲不振、便秘、下痢、便意切迫感などの症状が日常生活に大きな支障をきたしていた。初診時に腹部の硬結を確認し、手足と背部のツボへの鍼灸施術を開始した。2回目以降は腹部の硬結をより細かく評価し、対応するツボへの施術を継続した。施術期間中にバリウム検査による一時的な症状悪化があったものの、8回の施術を通じて悪化と緩解を繰り返しながら症状は着実に改善していった。長期にわたる過敏性腸症候群の疑いに対して、継続的な鍼灸施術が有効であった症例である。
担当スタッフ
藤枝 聖也













