慢性胃炎 約4ヶ月の経過報告
医師による診断:慢性胃炎
症状
2024年12月に医療機関を受診し、慢性胃炎と診断された。
症状はこの1年持続しているが、ここ3ヶ月ほどで特に増悪し毎日続いている。
・食後に胃部痛が出現する
・食後、みぞおちに圧迫されるような不快感がある
・症状は朝食後および夕食後に特に強く感じられる
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来院者
女性
20 代
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期間
2025年11月 ~ 2026年3月
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通院回数
5回
施術と経過
初診時の触診では、腹部の緊張がみぞおちおよび両側の季肋部に認められた。
これらの所見から、腹部への直接刺激は行わず、腹部の緊張緩和を目的として遠隔部を用いた鍼治療を行う方針とした。
1回目の施術は2025年11月14日に行い、手足6箇所に鍼治療を実施した。
2回目(11月20日)には、前回以降、毎日あった胃痛の強さと頻度が減少し、胃痛は2回のみの出現となった。
3回目(11月28日)では、症状を気にすることなく過ごせていたが、昨日久しぶりに胃痛が出現したとの訴えがあった。
4回目(2026年1月7日)では、症状なく安定して過ごしていたが先週に1日だけ違和感、そして昨日、約1ヶ月以上ぶりに胃痛が出現したとのことであった。
5回目(2026年3月13日)では来院前日の夜に、約2ヶ月ぶりに胃痛が出現したとのことであった。
それまでは胃痛や胃部不快感なく日常生活を送れていた。
全体として、症状は完全消失には至っていないものの、
胃痛の頻度および日常生活への影響は明らかに軽減しており、
今後も経過を見ていく予定である。
使用したツボ
まとめ
本症例では、食後に増悪する胃部症状に対し、みぞおちおよび両側季肋部の腹部緊張を重要な所見と捉え、腹部への直接刺激を避け、遠隔部からの鍼治療を行った。
その結果、毎日出現していた胃痛は施術開始後に頻度が大きく減少し、施術を重ねるごとに症状の出現間隔は延長していった。
施術経過の中で約1ヶ月以上症状を感じずに過ごせる期間が得られ、その後の経過観察では約2ヶ月にわたり胃痛が出現しない期間も確認された。
なお、来院当初は胃薬を服用していたが、症状が落ち着いてからは服用せずに経過しているとのことであった。
慢性的に持続していた胃部症状に対して、遠隔部からの鍼刺激による腹部緊張の調整が症状軽減に寄与した可能性が考えられる。







