NEW強いもみほぐしで悪化する両肩の慢性的な張り
症状
小学生の頃から肩こりに悩まされており、入社後の研修(施術実技)を機に症状が悪化した。
両肩全体に強い張りを感じ、時には痛みを伴う状態が続いていた。また、強いもみほぐしを受けると、症状が悪化する傾向があった。
触診では、肩部だけでなく首や鎖骨周辺にも張りがみられた。関連する背中のツボにも、反応が確認された。また、首の右回旋に制限がみられた。
-
来院者
女性
20 代
-
期間
2025年4月
-
頻度
週1回程度
-
通院回数
2回
施術と経過
背中、腕、手の甲、ふくらはぎのツボに、鍼をした。
初回施術後、首の右回旋の可動域が改善し、肩上部の筋緊張が緩和され、指が沈むようになった。
1週間後の2回目の施術。前回の施術後、同僚から肩の状態改善を指摘され、肩回し運動が、楽にできるようになったのを体感する。
自主的にストレッチを行うようになり、肩上部の張りも軽減していた。前回と同様の施術を行った。
データ

使用したツボ
まとめ
長年の肩こりに対して、背中や腕、手の甲などのツボへの鍼施術が、効果的であった。2回の施術で、首の可動域制限や筋緊張の改善がみられた。
また、症例者自身が運動不足を自覚し、ストレッチを取り入れるようになったことで、さらなる改善につながった。施術による即時的な効果と、自主的な運動療法の組み合わせが、良好な結果をもたらした症例である。






