ツボネット ホーム

症例の鍼灸院:すのさき鍼灸整骨院

NEWむち打ち後の左頸部痛と動作制限

   

NEWむち打ち後の左頸部痛と動作制限

症状

鍼灸の症例「むち打ち後の左頸部痛と動作制限」(東室蘭駅)

むち打ち損傷の既往が2回あり、2、3年前から左側の首の痛みが慢性的に続いている。特に左の頸部から側頸部にかけて強い緊張感があり、左方向への回旋動作や側屈動作に制限がみられる。痛みは動作時に強く感じられ、日常生活において後ろを振り向く際などに支障をきたしている。むち打ち症の疑いによる後遺症と考えられるが、医療機関での診断は受けていない。

  • 来院者

    女性

    30 代

  • 期間

    2025年10月 ~ 2025年10月

  • 頻度

    1回通院

  • 通院回数

    1回

施術と経過

初診時の所見では、左回旋制限が顕著で、左の頸部から肩上部にかけて著明な筋緊張が確認された。施術では、まずひざ裏と腰部のツボに鍼をし、冷えていた下肢の温度改善がみられた。その後、背部のツボを用いて頸部の可動域の調整を行った。施術後は頸部の動作制限が改善し、症例者からも良好な反応が得られた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

慢性的な頸部の痛みと可動域制限に対して、下肢と腰部への施術を先行して行い、その後に頸部周辺の調整を行うという段階的なアプローチが効果的であった。特に下肢の温度改善が得られたことで、全身の循環が促進され、結果として頸部の症状改善につながったと考えられる。本症例では1回の施術で顕著な改善が得られ、その後の症状の再発報告もないことから、適切な施術ポイントの選択により、効率的な症状の改善が可能であることが示唆された。

担当スタッフ

洲崎 和広

症例の鍼灸院:すのさき鍼灸整骨院

症例の鍼灸院