NEW足首外側の打撲で歩行時ズキズキとする外傷性足関節痛
症状

サッカーの試合中に相手選手から左足首外側を蹴られ受傷。歩行時の荷重でズキズキとした痛みが出現し、特に底屈時に外果付近の疼痛が顕著であった。整形外科を受診し、レントゲン検査で骨に異常がないことを確認している。受傷後3日が経過しているが、歩行困難な状態が続いており、サッカーの練習にも参加できない状況であった。
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来院者
男性
10 代
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期間
2025年10月 ~ 2025年10月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の所見として、底屈時の外果付近の圧痛と荷重時の疼痛が確認された。腓骨の捻じれに着目し、その周辺の2つのツボに対して鍼をした。施術直後から圧痛が消失し、荷重時の痛みも改善。歩行が可能な状態となった。その後、症状の再発に関する報告はない。
使用したツボ
まとめ
サッカーでの外傷性の足関節痛に対し、腓骨の捻じれに着目した施術アプローチが有効であった。外傷後の疼痛に対して、患部周辺の筋緊張の緩和と循環改善を目的とした鍼施術が即時的な効果を示した症例である。スポーツ外傷による急性の足関節痛に対して、適切な施術部位の選択により、早期の症状改善が期待できることが示唆された。
担当スタッフ
洲崎 和広