NEW動作で悪化する左脇腹の突っ張りと痛み
症状

左脇腹に突っ張り感と痛みを訴えて来院。3日前に後方へ手を伸ばした際、脇腹が急激に伸展されたことで症状が出現した。第9、第10肋骨に沿って筋緊張が認められ、圧痛および動作時痛が顕著であった。特に後方への上肢の伸展動作に制限がみられ、日常生活動作に支障をきたしていた。肋間神経痛の疑いが考えられた。
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来院者
女性
70 代
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期間
2025年7月 ~ 2025年7月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
背部および足首のツボに対して鍼施術を実施。施術直後から動作時痛は消失し、後方への上肢の伸展動作も改善した。次回来院時には経過良好であることを確認している。
使用したツボ
まとめ
急性の脇腹痛に対して、背部および足首のツボへの鍼施術が著効を示した。肋間部の緊張に対して、局所だけでなく遠隔部への施術を組み合わせることで、即時的な効果が得られた。本症例では1回の施術で症状が改善し、その後も再発は認められていない。このことから、急性の脇腹痛に対する鍼施術の有効性が示唆された。
担当スタッフ
洲崎 和広