NEW突発的な頭痛と首の重だるさ
症状

週に2回程度の頭痛に悩まされ、頭の後ろやこめかみに痛みを感じる状態が2年ほど続いていた。突発的に痛みが出現し、仕事中は痛み止めを服用して対応していたが、効果が得られない場合もあった。医療機関での検査では特に異常は認められず、痛み止めの処方を受けていた。また、痛みは伴わないものの、首肩に重だるさを感じていた。
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来院者
男性
40 代
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期間
2025年4月 ~ 2025年6月
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頻度
週1回程度
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通院回数
9回
施術と経過
初診時の触診で頚部全体と背部に緊張が確認された。首と背中の連動性を考慮しながら、頚部周辺のツボを中心に施術を行った。初回施術後、首の動きと重だるさに改善が見られた。2回目以降は、頚椎の硬さにも着目して施術を継続。頭部のモヤモヤ感が軽減し、頭痛の頻度と痛みの程度も徐々に改善。頚部と背部の緊張緩和、頚椎の状態改善に伴い、症状は段階的に軽減していった。全9回の施術で大幅な改善が得られた。
使用したツボ
まとめ
頭痛の症状に対して、頚部と背部の緊張緩和を主眼とした施術アプローチが有効であった。頚椎の状態改善と併せて段階的な症状緩和が得られたことから、頭痛の原因として頚部の緊張が大きく関与していたと考えられる。施術期間中に症状の再燃は見られず、継続的な施術により安定した改善が得られた。頭痛の改善と共に首肩の重だるさも軽減したことから、全身的なアプローチの重要性が示唆された症例である。