NEW松葉杖が必要だった足首の捻挫と痛み
症状

チアリーディングの練習中に転倒し、他の選手の足が入る形で左足首を捻挫した。受傷直後は自力での移動が困難なほどの痛みがあり、救急病院を受診。足首の捻挫の診断を受け、松葉杖の使用を指示された。前距腓靭帯を中心とした疼痛があり、特に荷重時や立ち上がり動作時に強い痛みを伴っていた。日常生活においても体重をかけることができず、松葉杖なしでは移動が困難な状態であった。
-
来院者
女性
10 代
-
期間
2025年7月 ~ 2025年7月
-
頻度
週2~3回
-
通院回数
2回
施術と経過
初回施術では、腓骨周辺のツボと小指のツボに対して鍼を行った。施術後、圧痛が消失し、運動時の痛みも緩和されたことで、松葉杖なしでの歩行が可能となった。4日後の2回目の施術では、内反底屈時の痛みに着目し、再度腓骨周辺のツボに鍼を行ったところ、その痛みも消失した。
使用したツボ
まとめ
受傷から5日後に開始した鍼施術により、松葉杖が必要なほどの重度の足首捻挫に対して、わずか2回の施術で著明な改善が得られた。特に腓骨周辺のツボへの施術が効果的であり、荷重時痛や運動時痛の緩和に寄与した。急性期の足関節捻挫に対する早期の鍼施術は、疼痛緩和と機能回復において有効なアプローチとなることが示唆された。
担当スタッフ
洲崎 和広