NEWサッカー中の足首捻挫による鈍痛と動作制限
症状

5日前にサッカーの試合中に足首を捻挫し、足首の外側の靭帯に痛みが生じていた。痛みの性質はズーンとした鈍痛であり、荷重時やしゃがむ動作を行う際に特に痛みが強くなる状態であった。日常生活ではしゃがむ動きが制限され、走ることができないため、スポーツ活動や移動に支障をきたしていた。整形外科を受診した際には「靭帯損傷である」と診断されていた。
-
来院者
女性
10 代
-
期間
2025年5月 ~ 2025年5月
-
頻度
1回通院
-
通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診では足首の外側に若干の腫れがあり、圧痛が強く認められた。また、しゃがむ動作を行うと痛みが誘発される状態であった。施術では足首の痛みと関連する腓骨のツボに鍼を行い、圧痛が消失したことを確認した。その後、足首の動き(背屈)を整える施術を行い、しゃがむ動作がスムーズに行えるようになった。初回の施術後、症状は改善し、追加の施術は必要としなかった。
使用したツボ
まとめ
足首の捻挫による靭帯損傷に対して、腓骨のツボへの鍼が有効であった。圧痛の消失とともに足首の可動域が改善し、しゃがむ動作が可能となったことから、痛みの軽減と機能回復が確認された。スポーツ活動中の捻挫は再発のリスクがあるため、今後は足首の安定性を高めるための運動療法やセルフケアを併用することが推奨される。本症例では、適切なツボへの鍼が短期間での改善に寄与したと考えられる。
担当スタッフ
洲崎 和広