NEW下腹部痛と食欲不振
症状

60代の女性は、ひと月前から軟便と食欲不振を感じており、三日前から下腹部の痛みと下痢が続いている。痛みは時々急に発生し、トイレに行っても改善しない。これにより、常にトイレを意識しなければならず、外出が難しい状況である。市販の整腸薬を試したが効果はなく、医療機関での診断は受けていない。食欲不振も続いているため、日常生活に大きな影響を及ぼしている。
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来院者
女性
60 代
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期間
2025年4月 ~ 2025年4月
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頻度
ほぼ毎日
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通院回数
2回
施術と経過
初診時の触診では、下腹部と足先の冷え、胃の周辺の硬さが確認された。胃の動きを整えるための鍼を前腕に行い、大腸の動きを整える鍼を腰と下腿に行い、下腿が温かくなる施術を前腕に実施した。初回施術後、大便が固まり、下腹部痛も軽減し、食欲も少しずつ回復した。2回目の施術も同様の方針で行い、下痢や下腹部痛が収まり、表情も明るくなった。2回の施術で大幅な改善が見られた。
使用したツボ
まとめ
胃と大腸の動きを整える鍼の施術が効果的であった。下腹部の痛みと下痢が改善し、食欲も回復傾向にある。冷えの改善も症状の軽減に寄与したと考えられる。今後は、症状の再発を防ぐために、定期的な施術と生活習慣の見直しが重要である。予後は良好で、外出も可能になると見込まれる。