症状

右の季肋部にツーンとした痛みと張り感があり、症状は昨日から始まった。何気なく過ごしていると急に痛みが出現し、具体的には右の季肋部から下部肋骨にかけて痛む。呼吸時、特に最大吸気時に痛みが強く、歩行時にも痛みが生じる。日常生活では、患部にコルセットのようなものを巻かないと痛みが出るため、動作に制限がかかる。屈む動作では腹圧がかかり、痛みが増す。大きく息を吸うことができず、強い安静姿勢を保たざるを得ない状況である。ここ一か月、パソコン仕事で追われ、かなりのストレスを感じていた。その仕事が終えたタイミングで痛みが出た。これまで医療機関での診断や治療は受けていない。

施術と経過

初診時の触診では、患部に圧痛が確認された。関連する手足のツボに鍼を施したところ、肋骨の中が痛いと訴えていたため、手の甲のツボに鍼を施すと痛みが消失した。初回施術後、呼吸時の痛みや身体を動かしたときの痛みが消失し、症状は改善したため、施術は1回で終了とした。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 曲泉 R
• 支溝 R
• 合谷 R
• 後谿 R

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

右の季肋部の痛みが急に発生し、呼吸や動作に大きな影響を及ぼしていた。施術においては、関連する手足のツボに鍼を施すことで、痛みが迅速に改善した。1回の施術で症状が消失したことから、鍼治療の効果が確認された。今後は、再発防止のための生活習慣の見直しや、必要に応じて定期的な施術を検討することが望ましい。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例を投稿した鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院