デスクワークによる左腕の痺れと頸椎ヘルニアの症例
症状

左腕の痛みと痺れが主訴であり、症状は1週間前に急に出現した。具体的には、左肩から腕にかけてズキンとする痛みとピリピリとした痺れが感じられる。運転時に症状が酷くなり、静止時には痛みや痺れはないが、デスクワーク中には集中できないほどの影響があった。整形外科での診断では「頸椎ヘルニアの疑い」とされ、肩のコリも強く感じている。
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来院者
男性
50 代
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期間
2025年1月 ~ 2025年1月
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頻度
週2~3回
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通院回数
4回
施術と経過
初診時の触診では、左頸部に屈曲、伸展、側屈、回旋制限が顕著に見られた。臀部と腰部のツボに施術を行い、左頸部の筋緊張を取り除いた。初回施術後、頸部の動きに伴う腕の痺れは消失したが、左回旋制限は残った。2回目以降は週2回のペースで施術を行い、側屈・回旋制限に対して臀部・手足のツボを使用した。施術を重ねるごとに、運転時の痺れは改善し、3回目には「気にならない時間が増えてきた」との報告があった。4回目には頸部の側屈制限を取り除き、合計4回の施術で大幅な改善が見られた。
使用したツボ
まとめ
施術を通じて、左腕の痛みと痺れに対する改善が確認された。特に、頸部の動きに伴う腕の痺れが消失し、運転時の不快感も軽減されたことが大きな成果である。デスクワークや出張が多い症例者において、臀部の緊張にも注目した施術が効果的であった。施術の効果が顕著であったため、今後も定期的なフォローアップを行い、再発防止に努めることが望ましい。症例からは、頸椎ヘルニアに伴う症状に対して、適切なツボへの施術が有効であることが示唆された。
担当スタッフ
洲崎 和広