NEW転倒と寝違えが重なり起こった左肩の痛みと挙上困難
症状
3日前に転倒による手関節の打撲があり、その翌日(2日前)に寝違えが重なったことで、左肩に強い痛みが出現した。動作時に左肩の奥に痛みを感じ、特に挙上動作で顕著であった。静止時や夜間の痛みはないものの、衣服の着脱に支障をきたすほどの可動域制限があった。当初は手首から腕にかけても痛みと違和感が広がっていた。
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来院者
女性
50 代
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期間
2025年1月 ~ 2025年1月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の所見では、転倒の影響からか前胸部に強い緊張が認められ、側頸部にも特異的な緊張が確認された。これらの所見に基づき、前胸部に関連した背部のツボと手足のツボに鍼をした。その結果、肩の可動域が改善され、動作時の痛みも消失した。
使用したツボ
まとめ
転倒による打撲と寝違えが重なったことで、前胸部や側頸部に過度な緊張が生じ、それが肩の痛みや可動域制限を引き起こしていたと考えられる。背部と手足のツボへの施術により、筋緊張が緩和され、症状の改善に至った。外傷を伴う肩の痛みであっても、関連する部位の緊張を適切に解消することで、早期の症状改善が期待できることが示唆された。
担当スタッフ
洲崎 和広