NEW「喉の引っ掛かり感と息苦しさで運動困難」
症状
風邪症状をきっかけに喉の奥の違和感と胸全体の息苦しさを訴えて来院した。特に走行時や階段昇降時に息苦しさが顕著となり、普段の運動が困難な状態であった。市販の風邪薬を1週間服用していたが改善が見られなかった。また、症状に関連して肩や首に強いコリを伴っており、上を見上げた際に喉周りに引っ掛かり感を感じる状態であった。
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来院者
男性
20 代
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期間
2025年1月 ~ 2025年1月
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頻度
週2~3回
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通院回数
2回
施術と経過
初診時の所見として、頚部周囲の筋緊張が顕著で、後屈時に喉周辺部の違和感が確認された。施術では、まず背中のツボに鍼を行い、その後手足のツボにも鍼を施した。初回施術後、頚部後屈時の喉の違和感は消失し、2日後には通常のランニングが可能となるまで息苦しさも軽減した。その後、残存していた空咳に対して同様の施術を行い、さらなる改善が得られた。
使用したツボ
まとめ
風邪症状後に発症した喉の違和感と息苦しさに対し、背中と手足のツボへの鍼施術が有効であった。頚部周囲の筋緊張が呼吸器症状に影響を与えていた可能性が示唆され、全身的なアプローチによって症状の改善が得られた。特に初回施術後の改善が顕著で、日常的な運動も可能となるまでの回復が見られた。残存症状に対しても同様の施術で改善が得られ、全体的な症状の緩和に成功した事例である。
担当スタッフ
藤枝 聖也