NEW夜間の足のムズムズ感で眠れない
症状
就寝時に足のムズムズ感が出現し、そのために眠れないことを主訴として来院。医療機関での診察では、むずむず脚症候群の疑いとの診断であった。症状は夜間に右足に違和感やムズムズ感が生じ、安静にしていられない状態が続いていた。特に右足底部には圧痛も伴っており、不眠が続くことで日中の疲労感も強くなっていた。ストレスの多い職場環境も症状悪化の要因として考えられた。
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来院者
男性
33 歳
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期間
2024年10月 ~ 2024年11月
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頻度
週1回程度
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通院回数
5回
施術と経過
初回の施術では、足底部の圧痛点と上髎のツボに対して鍼をした。足底部の圧痛は軽減したものの、全体的な症状の改善は見られなかった。3回目までは症状の変化が乏しかったため、足底部への施術方針を変更し、お灸を追加した。4回目の施術後から症状が改善し始め、5回目では症状が消失したため、施術を終了した。
使用したツボ
まとめ
ストレスと不眠の悪循環により自律神経症状が持続していたが、腰の刺鍼と足底部へのお灸の組み合わせが効果的であった。特に足底部への施術により、徐々に睡眠の質が改善し、それに伴って自律神経症状も軽減した。本症例では、睡眠の改善が自律神経症状の改善に直結することが示唆された。また、施術方法の適切な変更が症状改善の転機となった点も重要である。
担当スタッフ
川瀬邦裕