コロナ後遺症の倦怠感、脚の重だるさ
症状
来院の1ヶ前にコロナに罹患した。静養後、倦怠感を感じるようになった。
コロナ後遺症外来を受診するも異常はなく、漢方を処方され無理のない生活をと指導があるだけだった。
朝起きられず、高校に行けない日が続きこの状況どうにかしようと思い、当院を受診された。
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来院者
女性
10 代
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期間
2023年10月 ~ 2023年11月
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頻度
週1回程度
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通院回数
6回
施術と経過
初回
脚が重だるく、授業中に身体が火照り疲れやすい。
身体の状態を確認し、腰部や腹部に鍼をした。
少しスッキリしたとのこと。
2~3回
前回より良くなっているが、朝の怠さと身体の火照りがまだある。
学校には少し行けるようになった。
引き続き腰部と腹部に鍼をし、背部にも鍼をした。
4回
朝の怠さ、脚の重だるさ、身体の火照りが気にならなくなってきた。
学校に行ける日が増えてきた。
症状がぶり返さないように前回と同じようにを鍼をした。
5回
四日間学校に電車を使って登校することができた。
朝の怠さはなくなってきたが、自分で起きることはまだできない。
引き続き腰部、背部、腹部に鍼をした。
6回
毎日学校に行き、体育や部活にも参加することができた。
気になるところがなくなり、コロナ罹患前と同じ生活を送ることができるようになった。
その後、様子をみてメンテナンスとして通う形になった。
使用したツボ
まとめ
コロナ後遺症による倦怠感などの症状にも鍼が有効だとわかった症例でした。
倦怠感など外見からでは判断しづらいので、患者さんの話をよく聞き変化を共有していくことが大切です。
担当スタッフ
森部光葉