特に過負荷になると痛くなる膝・土踏まず
症状
バドミントン部に所属しており、2週間ほど前から左膝の痛みを感じるようになった。1年前に同部位を痛め整形外科で診断を受けた所、『オスグッド』とのことで痛み止めの薬・湿布を含め安静が主であった。その当時はコロナ禍もあり活動時間が限られていたため安静にできたが今回は大会もあり安静にできない。加えて1週間前から土踏まず、右膝の痛みを感じるようになったことから施術を求め来院された。
なお、これらは日常生活に支障はなく部活動になると痛みが出る状態であった。
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来院者
女性
10 代
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期間
2023年10月 ~ 2023年10月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
膝関節の動きをみると屈曲制限が左右共にあり左膝の方が顕著あった。土踏まずの部位には本人が示す圧痛があったことからこれらを対象とした。
膝の動きの起点となる臀部のツボに鍼をした。土踏まずの圧痛と関連する脛のツボに鍼をした。
確認すると膝の動作制限はなくなり、土踏まずの痛みもなくなったことから施術を終えた。
数日後、『部活から帰ってきてからも痛い痛いと言わなくなった』と家族から報告を受けたことから施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
本件のように庇う様にして発生した痛みを臨床では多く見かけます。このような時、大元の原因を取り除くことで大きく改善されることもあります。膝の動きの起点を整えたこと、土踏まずの部位と連動する脛の緊張を取り除いたことが本件のポイントであります。
担当スタッフ
洲崎 和広