頚背部凝り感
症状
ここ数か月、頸背部がバキバキと筋張ったような凝り感が強く起床時に顕著に現れる。睡眠に関しても熟睡したと言う感覚はなく疲労感だけが溜まる一方であった。半年前から右季肋部がツーンと刺すような痛みが続き、1か月かけて総合病院で検査を行ったが『異常なし』であり処方された薬を中心に経過をみていた。痛みが変わらず過ごしているうちに段々と背部痛を感じ常に重たい。乗じて右の目の奧から側頭部にかけての鈍痛がある。
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来院者
男性
40 代
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期間
2023年8月 ~ 2023年8月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
姿勢をみると猫背であり無意識のうちに季肋部を庇うような肢位となっていた。右側の後頚部・側頸部に頭痛と関わる特異的な緊張がみられた。頸部の動きをみると回旋時側屈時共に右頸部に感じる。全身に目を向けると手足が冷えておりお臍周りの緊張が顕著であった。
まずは関連する手足のツボに鍼をした。10分置鍼すると手足に温かさが戻ってきた。次に胃腸と関わる臀部のツボに鍼をした。
確認すると季肋部の違和感が軽減し、頭痛の消失・頸部の動きも整ったため施術を終了とした。
後日経過良好のメールをもらうことが出来た。
使用したツボ
まとめ
問診時にお祭りシーズンと言う事もありアルコールの量が増えたこと、不調を感じてから便が柔らかいことを把握したため身体の冷えの改善を考えました、腹部の緊張を取り除くと大きく動きが変わったことから胃腸機能の整えたことが本症例のポイントであります。
担当スタッフ
洲崎 和広