肋間神経痛のような腰痛
症状
今朝の起床時から腰痛を感じ、脇腹を中心に痛む。立ち上がる時など同一姿勢から動きが加わると崩れるような痛みが時間経過と共に悪化してきたため連絡をいただいた。脇腹から左季肋部にかけての痛みがあり肋間神経に沿った痛みがあることから肋間神経痛ではないかと思っていた。
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来院者
男性
60 代
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期間
2022年12月 ~ 2022年12月
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頻度
週2~3回
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通院回数
2回
施術と経過
静止時の痛みが強かったが肋骨に圧痛もなく、呼吸時の増悪もなかったことから私が今まで経験した肋間神経痛ではないと判断して施術を行うことにしました。その中で腰方形筋部の緊張に注目しました。静止時の痛みから臀部の緊張に注目し、関連する臀部のツボに鍼をしました。すると季肋部の痛みは取れ背中の方が痛むとのこと。背中の緊張に対応するため足のツボに鍼をすると解消されました。
2日後の2回目、『季肋部の痛みは感じなくなった。腰骨あたりに鈍痛がありふとした時に強く感じる』とのこと。
股関節を含め腰の動きをチェックしていくと左に捻じりづらいことがわかりました。
まずは仙腸関節部の捻じれをとるために足のツボに鍼をしました。次に腰部の捻じれ・腰方形筋部の緊張緩和を目的にふくらはぎ・臀部のツボに鍼をしました。すると左右差なく捻じる動きが可能になりました。
仕上げに下半身の緊張を取ることを目的に臀部・手のツボに鍼をして終えました。
使用したツボ
まとめ
腰方形筋部の過緊張が季肋部まで波及していましたがあくまでこの部の緊張緩和に努めました。
肋間神経痛であるかの鑑別を行い施術方針を定めスムーズに進めることが出来ました。
担当スタッフ
洲崎 和広