仰向けになると首が痛く睡眠に支障をきたす
症状
約1年前から肩や首のこりを感じ始め、生活の中で不便を感じることが多かった。酷いときは頭痛や吐き気により無気力になり動けないこともあった。これまで民間療法を中心に行ってみたものの変化はなかった。また、数か月前からは増悪傾向にあり仰向けになるとコリ部分に痛みを感じ、枕を使わないで寝ている。そのめか寝入るまで時間がかかるようになった。
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来院者
女性
50 代
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期間
2022年10月 ~ 2022年10月
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頻度
週1回程度
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通院回数
2回
施術と経過
実際に仰向けになってもらうと左側頚背部に痛みを感じ、右に首を向けてしまうようであった。首の動きを確認すると伸展制限が顕著であった。まずは後頚部にあるコリを確認し、その部と対応する膝裏・腕のツボに鍼をした。加えて肩上部のコリを取り除くこと目的にふくらはぎのツボに鍼をした。コリの確認を行うと肩甲骨付近に強い緊張を感じたため腰部のツボに鍼をした。
この状態で仰向けになってもらい、胸鎖乳突筋の緊張緩和を目的に手の甲のツボに鍼をして10分置鍼した。このときに仰向けでのトラブルはみられなかった。仕上げに鎖骨にあるツボに鍼をすると伸展制限も消失した。
1週間後にみられ、『2日前まで調子が良かった』とのこと。同様の施術行い首の動きを整えた。
その後、メンテナンス目的での施術を続けている。
使用したツボ
まとめ
後頚部・肩上部・肩甲骨にみられたコリを1つ1つ解いていくことで大きく改善された症例であります。
主婦であり自宅にいる時間が長いため身体の癖に注目しました。特に腰臀部に強い緊張がみられこの部の緊張を解いたことがポイントであります。
担当スタッフ
洲崎 和広